中国外交部:中日双方は中日共同声明について一方的に解釈してはならない
2007年03月15日 17:30:36  新華網より

 新華網北京3月15日発 外交部報道官の秦剛は15日の定例記者会見において記者に答えた時につぎのように表明した。『中日共同声明』は両国政府が署名した厳粛な政治外交文書であり、どちらの一方も文書におよぶ重要な原則と事項について一方的に解釈をしてはならない。

 ある記者の質問:報道によると、日本の最高裁は3月16日に開廷して中国人強制連行賠償請求訴訟事件の弁論を行う。これは日本の最高司法機構がはじめて『中日共同声明』に関する内容について解釈をするものである。中国側はこれについてどのような立場を取るのか?

 秦剛の答え:『中日共同声明』は両国政府が署名した厳粛な政治外交文書であり、戦後中日関係の回復と発展を形作る政治基礎となったものである。どちらの一方も、司法解釈を含めて、文書におよぶ重要な原則と事項について一方的に解釈をしてはならない。



中国大使館ホームページより
2007年3月15日の中国外交部秦剛・報道官の定例記者会見

2007/03/16

 2007年3月15日の中国外交部秦剛・報道官の定例記者会見のうち、日本関係の一問一答は次の通り。

 問 日本の最高裁は16日、強制連行された中国人の損害賠償請求訴訟について弁論を行う予定で、日本の最高司法機関が「中日共同声明」の内容について初めて解釈を行うものになるとみられるが、中国はどのような立場をとるか。

 答 「中日共同声明」は両国政府が調印した厳粛な政治外交文書で、戦後の中日関係回復・発展の政治的基礎をなすものである。いかなる一方も文書の中の重要な原則と事項について、司法解釈を含め、一方的な解釈を行うべきではない。